内服薬の費用フィナステリドとデュタステリド

内服薬の費用フィナステリドとデュタステリド

AGA治療の根幹をなす「内服薬」。フィナステリド(プロペシアなど)とデュタステリド(ザガーロなど)が代表的ですが、これらの薬剤費はどのくらいかかるのでしょうか。治療は長期にわたるため、月々の薬剤費は重要な検討事項です。まず、前提として、これらの内服薬は医師の処方が必要な医療用医薬品であり、AGA治療目的の場合は保険適用外の自由診療となります。そのため、価格はクリニックによって異なります。一般的に、薬剤費は「先発医薬品」か「後発医薬品(ジェネリック)」かによって大きく変わってきます。「フィナステリド」の場合、先発医薬品である「プロペシア」の価格は、1ヶ月分(通常28錠または30錠)で7千円から1万円程度が相場とされています。一方、プロペシアのジェネリック医薬品である「フィナステリド錠」は、様々な製薬会社から販売されており、価格競争もあって、プロペシアよりも安価に入手できます。1ヶ月分の価格は、安いものでは4千円程度から、高くても7千円程度が目安となるでしょう。次に、「デュタステリド」の場合です。先発医薬品である「ザガーロ」の価格は、フィナステリドの先発品であるプロペシアよりもやや高めに設定されていることが多く、1ヶ月分で8千円から1万数千円程度が相場と考えられます。デュタステリドにもジェネリック医薬品が登場しており、「デュタステリドカプセル」として販売されています。こちらも先発品のザガーロより安価で、1ヶ月分の価格は6千円程度から1万円程度が目安となるでしょう。このように、どちらの有効成分を選ぶか、そして先発品かジェネリックかを選ぶかによって、月々の薬剤費には数千円単位の差が出てきます。AGA治療は長期継続が基本となるため、この差はトータルコストに大きく影響します。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と同等の有効性・安全性が国によって確認されているため、費用負担を抑えたい場合には非常に有効な選択肢となります。治療を開始する際には、医師と相談し、薬剤の種類(フィナステリドかデュタステリドか)と、先発品かジェネリックかを選択し、月々の費用負担についてもしっかりと確認するようにしましょう。